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5年前、55歳で会社を辞め、副業だった翻訳業を本業にし、資産の取り崩しとあわせてセミリタイアを始めた。その時、「年金が支給されるまであと10年。長いなぁ」と感じていたことを覚えている。その頃は、会社員時代に貯めた貯金を使い、せっせと投資信託やETFを購入し、資産の目減りを抑えつつ少しでも運用収入を得たいと必死だった。
早いものであれから5年が経ち、資産は減るどころか逆に少しずつ増えてきた。そして、標準的な年金支給の年まで残り5年という現実が見えてきた。年金支給後の生活も考慮すると、あと5年、何も働かなくても400万円×5年=2000万円程度の取り崩しで不自由なく暮らせる。つまり、それでも資産は十分に残る計算だ。これだけでゴールに到達できると分かると、気持ちがとても楽になる。
若い頃のように「もっと貯金しておかなければ」「次の投資はどうする?」といった不安を抱えながら生活していた頃とは違い、今ようやくお金に対する心の余裕が生まれてきた。生活費の見通しもついているし、資産の管理も安定してきた。それだからこそ、これからは「どうやってこの資産を有効に使っていくか?」ということを考える時期が来たのだと感じている。
先日、夫婦で風邪をこじらせて家で引きこもっている時に、ふと話が出た。「元気なうちに、貯めたお金で思い出を増やしたいね」と。しかし、猫が3匹もいるため、旅行に行くことには抵抗がある。そもそも、現役時代には好きな時に休んで二人で頻繁に海外旅行に出かけたり、毎月のように海外出張をしていたため、今さら旅行へのモチベーションが湧いてこない。
また、年齢を重ねるごとに外食への興味も薄れてきた。質素に、家でのんびり過ごすことが一番落ち着く。となると、どうお金を使うかが問題となる…。
貧乏だった若い頃、「ダイヤモンドはアパルトヘイトで苦しむ黒人の涙だ!」と言って、結婚前の妻に婚約指輪を断念させたことがある。今、私たちはユニクロの服にスニーカーという、かなりシンプルなスタイルで生活をしているので、もう大きなダイヤの指輪は似合わない。それでも、小さなダイヤが入ったネックレスくらいは喜んでくれるかもしれない。金属アレルギー対策を考慮しながら、プレゼントを探してみるのもいいかも。アパルトヘイトも終わってるしね。
それにしても、質素倹約が板についてきたのか、年齢のせいなのか、いざお金を使っていいよとなっても、なかなか良い使い道が思いつかない。しかし、投資や資産運用をただ繰り返すだけではなく、そろそろ「豊かな老後」をどう過ごすかを真剣に考える時期に来たのだと感じている。
株価の上下に一喜一憂する日々を過ぎ、これからは資産をどう使い、より充実した日常を送るかに重きを置くべきだと思っている。少しずつでも、今後の生活設計を考えながら、心豊かな老後を迎える準備をしていきたい。
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10年ぶりくらいだろうか、風邪を引いたのは。最後にいつ寝込んだかも思い出せないほど久しぶりだった。今回は37.7度の微熱とはいえ、全身の悪寒と倦怠感に襲われ、何もできず1日中寝込む羽目になった。
火曜日、以前から予約していた胃カメラによるがん検診を受けに行った。その朝から両腕がなんとなくだるかったが、熱もなく「まあ大丈夫だろう」とそのまま病院へ。検査を終えて電車で帰る頃から明らかに体が重く、帰宅後の昼食もあまり進まなかった。その日は一応、いつもの翻訳の仕事を済ませたものの、夕方にはどうにも具合が悪くなり、ベッドに倒れ込んだ。
そこから今日木曜の昼過ぎまで、断続的にほぼずっとベッドで横になり続けることになった。これほど長時間寝込んだのも本当に久しぶりだ。同じ部屋で寝起きしている妻も、私より少し遅れて微熱を出した。原因は明らかに私だろう。しかし、彼女は気力で乗り切り、1日も休むことなく、家事と猫たちの世話を一手に引き受けてくれた。改めて女性の強さを実感した。深謝。
60歳を迎え、少しずつ体力の衰えを感じるようになった。腕立て伏せができなくなったとか、階段を登るのが辛いという話ではない。「風邪を寄せ付けない体の力」、つまり免疫力の衰えだと思う。これが今の自分にとっての「体力」なのだろう。
では、免疫力とは何なのか。そしてどうすれば高められるのか。筋トレをしても、山に登っても、それが直接的な免疫力の強化になるかは疑問だ。食事? 睡眠? ストレスの少ない生活?いろいろ思い当たるが、実践となると曖昧で難しい。計れるものでもない。とりあえず今は、寝て、食べて、回復するしかない。
寝ている間、猫たちが不思議そうに私の様子を見にくる。普段なら昼間は静かな寝室で彼らだけの時間なのに、今日はなぜ人間がずっとベッドにいるのだ、とでも言いたげな顔で。彼らが元気でいてくれるうちは、こちらも健康でいなければと強く思う。
そういえば、風邪の前日、ようやく利確できた。45%も上がっていた株だが、いよいよ下がり始めたのを見て「もはやここまで!」と売却を決断。ところが翌日から再び上昇が始まり、相変わらずのパターンである。どうやら、株に関しても私は「免疫力」が足りないようだ。
それでもまあ、風邪も回復してきたし、猫も元気、妻もたくましい。ありがたいことだ。免疫力アップの方法はもう少し真剣に調べてみようと思う。できれば次の10年は、風邪知らずで過ごしたい。
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トランプ大統領就任と輸入関税引き上げの発令以来、世界経済はずっと不安定な動きを見せてきた。特に最近では、イスラエルとイランの戦争をきっかけに原油価格が高騰し、投資家の不安は絶好調に高まっていた。だが、ここにきてその状況は少しずつ落ち着きを見せ、イスラエルとイランの停戦成立により原油高も沈静化し、トランプ関税も停止が続いていることで米株も着実に回復している。S&P500株価指数は過去最高値を更新し、年始以来の落ち込みからもようやく脱却した感じである。
これに伴い、我が家のNISA口座のオルカンもようやく今年1月の水準まで戻り、特定口座を含めた資産全体としても昨年6月のピーク時から約10%マイナスのレベルまで回復を果してきた。やれやれである。今後、ガザやウクライナ情勢が停戦に向かうことを願いながら、年内には世界の株価が安定することを強く期待したいところだ。
昨年秋から今年にかけて、やたらと暴落を煽るYouTuberたちの警告に耐えきれず、コロナ前から持っていた米株やETFを大量に利確した結果、我が家の現金比率は大きく増加した。おかげさまでかなりの売却益を得て現金が増えたものの、すぐに必要なわけでもなく、今度は日本の個別株に投資をし始めた。投資センスの無い私は、どうしても「高値掴み」になってしまうことが多いが、運良く関税ショックで暴落したタイミングを掴むことに成功した。4月ごろに仕込んだ銘柄が、今ではかなりの利益をもたらしている。高配当株を中心に運用しているため値上がり益は限定的であるが、一部キャピタルゲインを狙って買った銘柄で50%以上の値上がりを見せているものもあり、全体の資産増加に大きく寄与してくれている。
だが、利益が出てきたことで、今度は新たな悩みが生じてきた。「いつ利確するか」問題である。この高騰銘柄は、今では購入時に自分で設定した目標額を大きく超えており、とっくに利確してもよい状況だ。しかし、「まだまだ上がるのではないか」という貧乏くさい期待が心の中に浮かび、なかなか売る決断ができない。このように、利益確定のタイミングを逃してしまうことは、センスのない私にはよくあるジレンマである。
さらに、過去の経験からもわかるように、損切りのタイミングを逃すことも多い。今まで個別株投資における典型的な「やってはいけないこと」を繰り返してきたが、いい加減これを学びに変えていかなければならないと感じている。投資において最も重要なのは、損失を最小限に抑えることと、利益をしっかりと確定させることである。わかっている…。しかし、この判断がなかなか難しいのだ…。
来週あたりこの銘柄がピークを迎え、反落が始まる可能性もある。そのため、今度こそ適切なタイミングで利確できるよう、月曜朝から気を引き締めて臨みたい。市場の動向を注視しながらも、自分の目標に沿った戦略を立て、はたして冷静な判断を下すことができるのか?
投資は感情に流されてはいけないとよく言われるが、実際にはその感情に常に振り回され続けているのが私である。還暦を迎えた今、そろそろ少しでも成長しないことには、安心した老後を過ごせなくなるのではないか?それとも、こうして感情に振り回されていることがボケ防止につながっているとか?
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先日、マレーシアに住む息子から還暦祝いと誕生日のプレゼントが届いた。もちろん現地からの直送ではなく、日本のECサイトを利用して手配されたものだ。まったく、便利な時代になったものである。
届いた小ぶりな段ボール箱を開けてみると、そこに入っていたのは「五葉松盆栽 初心者セット」。思わず笑ってしまった。「還暦だからって盆栽か?年寄り扱いしやがって…」などと突っ込みを入れるどころか、正直ここ最近、盆栽に妙に惹かれ始めていたところである。ちょうど何か育ててみたいと思っていたタイミングだった。我が意を得たり、息子よ!なかなかよく分かっているではないか。ありがとう!
自慢ではないが、私は花や木を愛でるのも食べるのも(?)大好きである。ところが肝心の「育てる」というスキルにはどうも恵まれていない。過去にはベランダでミニトマト、バジル、ローズマリー、さらにはイチゴまで育てようと試みたが、どれも長続きせず、ほとんどが早々に枯れてしまった。毎日水やりは欠かさず、愛情だって注いでいるつもりなのだが、なぜかうまくいかない。花は枯れ、ハーブはしおれ、ミニトマトは2,3粒の実を鳥についばまれた後、儚く枯れてしまう…。一体何が悪いのかすらわからない。
そんな私であるが、なぜか近頃になって盆栽に対する関心が強くなってきた。あの小さな鉢の中に自然が凝縮されているような佇まい。しかも、高くても1メートルにも満たない樹が、何百年も生き続けるというから驚きである。聞けば、江戸城(現在の皇居)には徳川家光公が愛でた盆栽がいまも残されており、なんと樹齢600年を超えているという。自分の寿命をはるかに超えて生きる木を育て続けるというのは、なんともロマンのある話ではないか。
実は、自分でも盆栽を買ってみようかと何度か考えたことはあった。しかし初心者には何を選べばいいのか見当がつかず、結局手を出せずにいた。そんな中で息子がプレゼントしてくれたこの五葉松。まさに「これだ」という気持ちである。
この機会に、これまでの「枯らし名人」ぶりに終止符を打ち、この盆栽をしっかりと育ててみようと思う。そしていつの日か、時が来たら、育てたこの木をまた息子に託すことができたら、それはそれで粋な話ではないかと思っている。還暦とは人生の一区切りではあるが、新たな趣味と小さな命に向き合う始まりでもあるのかもしれない。
⤵⤵ 大宮盆栽村に行ってみたい還暦おやじに、是非ともポッチッとお願いします!
還暦を迎え、しみじみと人生の節目を味わっていたのも束の間、最近、矢継ぎ早に住民税やら国民健康保険料やらの納付書が届いた。あの薄茶色の封筒が、普段チラシしか入っていない我が家のポストにあるのを見つけると、一瞬たじろいでしまう。2月に確定申告を済ませた時点で、意図せず一昨年より増えてしまった所得額を見て、ある程度の負担増は覚悟していたものの、実際にリアルな金額を目の当たりにすると、やはりそのインパクトは大きい…。
昨年は、お世話になっている取引先からの依頼が増えたことで、所得も一昨年比で意図せず上昇してしまった。その結果、3年続いた「住民税非課税世帯」という"セミリタイア民のデフォルト"とも言える立場からはついに脱落。金額としてはささやかなものであるが、久しぶりに住民税を納めることとなった。額面以上に、「課税世帯に戻った」という心理的な重みが…。
さらに国民健康保険料についても、今までは5割減額になっていたが、今年は2割減すら適用されず満額に…。結果として保険料は昨年の倍以上に膨らんだ。まだ国民年金の通知は届いていないが、60歳になった私は運よく全額免除のまま逃げ切れたものの、4歳若い妻は今年から満額の保険料を納める必要が出てくるだろう。
加えて昨年からは、インボイス制度開始後初めて丸1年分の売上に対する消費税が納付対象となったため、出費はさらに嵩んでいる。所得が少しくらい増えたといっても、その実感を持つ間もなく、次々と課される納付義務に追われる日々である。
ざっと計算してみたところ、昨年増えた所得のうち、実に半分程度を今年になって税金や社会保険料として持っていかれた計算になる。現役時代には、今とは比べものにならないほど多額の税金や保険料を納めていたはずだが、その頃は毎月の給与から天引きされていたためか、その「重み」をさほど感じることはなかった。
むしろ今のように、収入と支出を自分で管理する立場になったからこそ、一つひとつの納付がいかに生活に響くかを実感しているのだろう。セミリタイア後に個人事業主となり、ここ5年ほどで税金や社会保険の制度について学び直してきたことも、この「気づき」に拍車をかけているに違いない。
こうして出費は増えたものの、「納められるうちはまだ元気な証拠」と思えば、まあ悪くはないと強がってみるしかないか。還暦の先も、マイペースでぼちぼち仕事し、細々と納税していくとしよう。近々確実にやってくる、AIに仕事を奪われるその日までは…。
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ついにこの日がやってきた。不詳hige_oyaji、60歳、還暦の誕生日を迎えたのである。もう「アラカン」ではない。Just 60。
60歳という響きは、昨日までの50代とは明らかに異なる重みを持っている。昨日までは「おやじ」や「おじさん」と呼ばれていたのに、一夜明けた今日からは「おじいさん」や「じじぃ」になる。鏡に映る自分の顔は、昨日と大きく変わるはずもないのに、なぜかシワやシミに目が行ってしまう。
「ついこの間20歳になったばかりだと思っていたのに、もう二度目の成人式か〜!」などと呑気に言い合いながら、同僚たちと酒を酌み交わしていた40歳のあの日から、気がつけばさらに20年が経過した。今から見ると、40歳はまだまだ子どもだよな…。
55歳で自ら会社を辞め、セミリタイア生活に入ってから5年が経った。この5年間は、心穏やかに暮らすための「老後準備期間」でもあった。資産を守り、仕事は最小限にとどめ、日々の暮らしを丁寧に整えることを意識してきた。他人より少し早く準備を始めたことが功を奏し、今は不安なくこの日を迎えることができた。あのまま会社を辞めずに働き続けていたら、ちょうど今「定年退職」を迎えたところだ。もしそうしていたら、こんなに落ち着いて60歳のこの日を迎えられていなかったのではないか。この5年間は、私にとって必要な期間だったのだと思っている。
ここから先は、人生の緩やかな下り坂を歩んでいく時間だろう。何か新しいことを始めるというよりも、これまでできていたことが少しずつできなくなっていく時期。それに無理に抗わず、自然の流れとして受け入れていきたい。もちろん、年齢を問わず挑戦を続ける先輩方の姿勢は尊敬に値する。しかし、自分にはそうした意欲はもうない。やりたいことは、すでに十分やり尽くしたという実感があるからだ。
これからの人生に、特別な意味や目的を求めるつもりはない。ただ、日々を平穏に過ごし、小さな喜びをかみしめながら暮らしていければ、それで十分である。刺激のない毎日を「退屈」と思うのではなく、「幸せ」として受け止められる心の余裕がある今、それだけで還暦を迎えた甲斐があるというものだ。
さあ、ここからが本当の「大人の時間」。静かに、しなやかに、ゆっくりと下っていこうではないか。
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