アラカンおやじのセミリタイアライフ

55歳で早期退職したサイドFIREおやじが日常と昔話を綴ります

暴落後の資産状況を確認してみて思うこと


日米株の大暴落から1ヶ月が経った。我が家の資産状況はどうなっているのだろうか。その状況を確認してみた。

いつもクレジットカードの銀行引き落としが済んだ頃に、株・投資信託の評価額と銀行預金を集計して月末時点での資産状況を確認している。暴落前の6月末には過去最高の資産額となっていたが、7月末にはすでに大幅な落ち込みとなっていた。8月に入った途端にあの忌まわしい大暴落があり、一時は目も当てられないほどの痛手を負ったが、結局8月末の時点ではだいぶ戻していることが分かりホッとしている。

 

過去の資産推移を指数で表してみる(絶対値は恥ずかしくてとても公開できない・・・)。
アーリーリタイア直後の2020年7月末を100とすると、過去最高だった今年6月末には125まで上がっていたことになる。そこから7月末には119まで下げ、8月頭は一時110を切るとことまで更に大きく下げた。結果的に8月末には116まで戻し、現在は118あたりで7月末の水準に近づいてきているという状況だ。

6月末のピーク時に比べると、円安もあってまだ6%程度低い額で留まっているものの、リタイア後毎月相当額を切り崩しながら4年以上生活しているのにもかかわらず、18%(100に対し118)も資産が増えているのは嬉しい誤算である。当初計画では、4年で20%減の80くらいに目減りしているはずだった。もちろんこれは含み益なので、特定口座の税引き後だと利益は減るのだが、それでも余裕で+15%程度の実利益がキープできているのは間違いない。ド素人の投資成果としては上出来、大満足である。

 

では、この先の株価はどうなっていくのであろうか。ワタシごときが的確な予想などできるはずもないので、日夜ブログやYouTubeなどで情報を収集しているのだが、発信されてくる予想はどれもこれもさらなる大暴落を煽りまくっている。もちろん、それが視聴回数やPVを狙ってのことだとは理解しているものの、気にせずにはいられるほどワタシのメンタルは強くない(なら見なければいいだけの話なのだが・・・)。なんせこちらはアラカンである。長期投資だなんて口では言っても、この先そんなに長く投資を続けられる年齢ではないのだ。使う前に死んでしまうのは嫌だ・・・。

 

今後アメリカが金利を下げるのはワタシにだって分かる。そうなれば円高方向になるのは間違いなかろう。その状況でいくらアメリカ株が頑張ってくれても、今までのようには日本円での資産は増えていかないだろう。来年S&P500が年利7%で増えたとしても、ドル円レートが135円/ドルになればチャラになってしまう。2026年も同様、125円でプラマイゼロ。翌々年2027年は116円で利益がサヨナラだ。一方で生活費は毎年切り崩していくので、いくらサイドFIREでも5年もすれば今まで4年間の利益はすべて飛んでいってしまうだろうし、それまでにまた株価が大暴落しない保証はない。ならば欲をかかずに、せめてNISA以外の株や投信だけでも利確して、キャッシュを増やしておくべきなのかもしれない。

 

そこまで分かっているのならあとは行動に移すだけなのだが、そんな簡単ではないのだ。問題は理屈ではなく、メンタルなのだ。暴落時にはあたふたするだけでひとつも売却できず、ただただ傍観するのみだった。今は将来を考えて利確することも欲が邪魔して躊躇してしまう。あまりの優柔不断さに我ながら情けなくなってしまう。今のうちに十分増えたリスク資産を現金化して老後の資金を保全するべきだと思う一方、現金化しても特にすぐに全部を使うアテもないので取り敢えずそのまま放置しててもいいのかもと思う自分もいる。あわよくば更にもう少し稼ぎたいと強欲な自分が出てきてしまうのだ。実に悩ましい・・・。

 

こういう時にきっぱりとした判断と行動ができないところが、いつまでもダメなところなのであろう。今からこんな調子だと将来もっと差し迫った状況になった時、ちゃんと対応できるのだろうか。買うより売ることがこんなに難しいとは思わなかった。やっぱりワタシは投資には向かないのかもしれないと、先月の暴落を経験して思う今日このごろである。

ダイキンとホトニクス・・・やっぱり売れない・・・(涙)

 

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