アラカンおやじのセミリタイアライフ

55歳で早期退職したサイドFIREおやじが日常と昔話を綴ります

セミリタおやじのおしゃれ事情


セミリタイアしてからというもの、だいぶ着るものが変わった。そりゃ毎日会社に通勤していたころと比べれば、外出といっても家の近所のスーパーやせいぜい平日のショッピングセンターくらいなので、変わったって当たり前だろう。特にこの夏はとても暑かった(まだ暑いが)ので、ほとんど外出せずに1日中クーラーの効いた部屋に閉じこもっていた。したがって毎日同じスタイル、Tシャツに短パン、もしくはジャージで過ごしている。

夏だけではなく、春夏秋冬すべての季節において、まるでセミリタイアのユニフォームでもあるかのように、ユニクロかGUの服を愛用するようになった。ファーストリテイリングの回し者のようだ。柳井さん、よろしく。

 

上は基本Tシャツだ。季節に合わせて、半袖、長袖と使い分ける。リタイアしてから襟のついたシャツを着たことはほとんどない(正直に言うと、一度もない・・・)。シャツの素材だって若い頃は綿100%にこだわったりしたものだが、今ではエアリズムやヒートテックの機能素材ばかりだ。特に夏に綿100%Tシャツなど着ると、汗で濡れた生地がなかなか乾かなくてたいへんに困る。冬もウールのセーターはほぼ着なくなったので、タンスに4年寝かせた後すべて捨てた。もっと軽くて暖かいフリースがあるからだ。リサイクル素材を使っていて、SDG’sにも貢献できるし(嘘です、そんなことは露ほども感じていません)。

 

下はベルトのない、ゴムと紐で調整できるパンツがベストだ。ベルトなんて重くて面倒くさいものは4年間使っていない。夏はもちろん短パンだが、春と秋はスウエットパンツかシェフパンツ、冬は極暖防風ヒートテックパンツの一択だ。これも昔はジーンズ(最近は「デニム」となぜが素材名で呼ぶらしい)を愛用していて、シルエットやメーカーにもこだわったものであるが、よくもあんな重い生地のズボンを履いていて平気だったものだと今では不思議に思う。履くだけで筋肉痛になりそうで、体にすこぶる悪そうだ。

 

現在は真夏なので当然軽装だが、セミリタイアおじさんは冬でも軽さにこだわる。真冬の定番は、極暖ヒートテックTシャツ+ユニクロフリースジャケットに、極暖防風ヒートテックパンツを組み合わせだ。家の中ではこれでOK。外出時にはウルトラライトダウンジャケットを羽織る。ウールセーターやスーツに重いコートを羽織っていた社畜時代から考えると、おどろくほどの軽量化を達成している。しかも一つ一つのアイテムが機能的で暖かいので、重ね着の必要もなくなり、心も体もより身軽になれる。ひとたびこのような軽い服装に慣れてしまうと、もう絶対に元には戻れそうもない。したがって、もう二度と会社員には戻れなくなったということだ(後輩社畜のみなさん、あとはよろしく)。

 

このように、すっかり若かりし頃のおしゃれ心はどこかに忘れ去られ、着る物に関しては純粋にその機能性だけを追求している。結果、ほぼすべての衣類がユニクロ&GU製になり、衣類購入にかかる年間コストが大幅に節約できるようになった。
しかしそれに比例するように、自分の行動範囲も随分狭くなった気がする。30分で東京のど真ん中まで出られるところに住まいしながら、セミリタイアしてからの4年間、ほとんど都心に行っていないことに気がつく。最初のうちはコロナの件もあったので言い訳もついたが、今では単に外出が面倒くさく感じているだけだ。着る物にこだわらなくなったことで物欲が低下し、都会にショッピング(ウインドウショッピング含む)に出かけるモチベーションがなくなった。ユニクロやGUならサイズも変わらないので、ネットでポチればすぐ手に入るから、店舗にすら行かない。

 

このままではフィジカル的な健康は維持できたとしても、刺激のまったくない生活によりメンタルが老けてしまわないか?珍しく若干不安がよぎることもある。秋になってもう少し涼しくなったら、ユニクロ意外の服でも買いに出かけてみようか?老舗の新そばでも食べに行こうか?などと妻と話しているところである。でもすっかり亜熱帯化してしまった日本、今年は本当に秋が来るのであろうか。すぐに冬がやってくると、今度は寒くて外出する気が失せてしまわないか・・・。

 

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