アラカンおやじのセミリタイアライフ

55歳で早期退職したサイドFIREおやじが日常と昔話を綴ります

禁酒・禁煙はセミリタイア成功の秘訣?

令和の現代ではタバコを吸わない若者も増えましたが、ワタシのような昭和ど真ん中世代では、会社のタバコ部屋での上司との会話が出世の足がかりになることもよくありました。ある意味、会議室で大勢参加する会議より、タバコ部屋での上司との直接対話(最近では「ワン・オン・ワン(One-on-One)」とか犬の会議みたいに言いますが・・・)は、出世を狙うサラリーマンにとってはとても重要な位置づけだったのだと思います。

 

職場の飲み会も同様です。こちらも最近の若者は「それ、会社命令ですよね?残業代でるんすかぁ〜?」とかフザケたこと言うらしいですが、昔は自分の顔を上司に売る絶好の場でした。ビール瓶片手に御酌して回る1次会はもちろん大事ですが、むしろメインは2次会のスナックです。ここもタバコ部屋同様、普段は面と向かって話す機会のない上司や先輩と飲みニケーション(死語)を取れるビッグチャンスの場でした。ワタシも日本企業の若手社員だったころは、上司へのアピールの場として喫煙室や飲み会を散々利用してきました。でも別の理由でアッサリと外資系企業に転職してしまったので、その努力の成果を得ることはできませんでしたが・・・。

 

ジョブ型雇用システムの外資系では、タバコ部屋や飲み会でのアピールが昇格につながるなんてことはありませんでした。そもそも外国人上司はタバコもすいませんし。ワタシも自分と家族の健康を気遣って、外資転職前には禁煙を始めていました。転職後もお酒は飲み続けていましたが、ストレスからひとりで深酒する毎日でアル中になりかけ、こちらもアーリーリタイア数年前にやめています。

結局、外資転職でタバコもお酒も出世の道具にはなりませんでしたが、逆に言うと、こんなワタシでもなんとかアーリーリタイアを実現できたのは、今振り返るとこの禁煙・禁酒がとても効果的だったのだと思います。いらぬ時間やお金を使わずにすべてをセミリタイアに向けた資産形成に振り向けられたし、妻の理解を得られたのもシラフで話すふたりの時間が増えたことで信頼を得られていたからだと思っています。

 

セミリタイアすると、サラリーマン時代よりも断然自由な時間が増えます。一方、やらなければならない事は激減するので、もしリタイア前に禁煙・禁酒していなかったら、きっと今頃タバコや飲酒の量がとても増えていたことでしょう。ワタシは生まれながらに、いかなることに対しても中毒になるほどのめり込みやすいという性質を持っておりますがゆえ、セミリタイアした瞬間にヘビースモーカー&アル中となってしまい、身も心も滅ぼしてしまったであろうことは容易に想像がつきます。そうすると、余分なお金を消費してしまうことに加え、アラカンおやじの健康も損なってしまうことになり、ワタシの考える「節制生活を通じて健康で長くセミリタイアライフを送る」という目標に反する結果になっていたでしょう。資産を飲み尽くして破産→セミリタイア生活失敗→再就職→灼熱炎天下で交通整理→熱中症→健康不良・・・と負のスパイラルから抜けられなくなっていたかもしれません。

 

あのまま日本企業でごますり出世を目指し続けていたら、きっとタバコもお酒もやめられなかったでしょう。その結果、狭き門をくぐり抜けて役員にでもなれていればまだしも、平社員のまま肺がんやアル中、うつ病、などになってしまった確率の方が遥かに高かったのだろうと思います。
遅まきながらも55歳でアーリーリタイアを達成でき、株暴落にもめげずに楽しいセミリタイアライフを健康に送れているのも、あの時タバコとお酒をやめたおかげだと強く思っています(暴落は関係ないか・・・)。

 

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