アラカンおやじのセミリタイアライフ

55歳で早期退職したサイドFIREおやじが日常と昔話を綴ります

50代・60代からの投資戦略

新NISAの開始に伴って、今まで投資をしたことのない同世代の友人から、「どうやって資産運用すればいい?」とか、「何を買えばいい?」といった質問を受けることがよくあります。でもこれに答えることは簡単ではありません。迂闊なこと言っても責任取れないし、「分からないよ」、「自分で勉強した方がいいよ」としか言いようがありません。そうすると結局、「やっぱり投資は難しい」、「お金が減ったら困るから銀行預金にしておくわ」となってしまいます。

 

でもよく考えると分かるはずです。確かにバブルの頃は郵便貯金の利子が4%とかあったのでよかったでしょうが、今の銀行利子はほぼゼロです。その上、ここ最近の物価高を考えると、今後は緩やかながらもインフレ傾向が続いていくと思われます。その状況で資産をすべて日本の銀行預金に預けるということは、確実にその資産価値が減少していくことに他なりません。今の世の中、これから老後を迎える我々世代にとって、銀行預金が一番リスクの高い運用方法だと思うのですが・・・。結局、投資を勉強しないと、こういう考えは理解できないんですよね。

 

とはいえワタシの場合もそうですが、50代半ばや60代になってから株などのリスク資産で資産運用をしようとしても、なかなか難しい問題があります。それは、若い人に比べて稼ぐ力がないことと、長期で運用する時間がないことです。この場合の投資戦略としては、今ある現金資産だけを使って、何を目標に、どのように、いつまで運用していくかを、より明確にしておく必要があると考えています。ぼやっと、なんとなく始めるのはうまくありません。少なくとも自分自身は納得しておかなきゃです。

 

そのためには、まずは自分の家計を把握することが重要になります。毎月の支出額、年間の支出額、予期できる範囲での今後の臨時支出(ローン返済、子供の結婚、親の介護費、家屋の修繕費等)を明確にします。そして、節約できるとことは節約して、これから将来にわたってどの程度の生活費でやりくりしていくかを考えます。と同時に、将来の年金額についても確認しておく必要があります。ねんきんネットからいつでも確認できますし、条件を振ったシミュレーションもできます。

この2つから、いったい将来年金以外にいくら必要になりそうかをはじき出します。年金+2000万円問題は、ひとつのケーススタディでしかありませんので、自分事として計算してみます。簡単なExcelの機能さえ使えれば、誰でも詳細に自身のライフプランが作れます。

 

このライフプランをもとに、どの投資先にいくらの資金を投資し、いつまで運用するのかを決めていきます。投資信託にも色々あります。インデックス連動型、高配当型、債権投資型、バランス型、テーマ型、レバレッジ型などなど。その他にも、現物株(国内、米国)、米国ETF、債権(国債社債)など、今までさまざまな投資商品を少しずつ買ってみて検討してきました。その結果、米株や全世界株のインデックス連動型投資信託が我が家にはベストだと判断し、これから5年掛けてあちこちの投資商品に散らばった資産を、新NISA口座に集約していく戦略を取っています。

 

ライフプランとしては、60歳で今の仕事がなくなり、それから資産を取り崩して生活費の100%を賄うと想定してはいますが、資産運用そのものは並行して少なくとも70歳までは続けようと考えています。これで55歳からみても15年間は運用できることになるので、資産を大きく減らすリスクはかなり小さくできるはずと信じていますが・・・どうでしょうね・・・

 

結論、50代・60代からの株式資産運用は、よく考えて行う必要はあるものの、それなりの戦略を立てていけば銀行預金よりは遥かにマシな結果にすることはできると思っています。同世代のみなさん、暴落にも負けず、お互い頑張っていきましょう!

 

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