アラカンおやじのセミリタイアライフ

55歳で早期退職したサイドFIREおやじが日常と昔話を綴ります

田舎移住したい病

会社を早期退職してからは、フリーランスとして家で仕事をしています。100%自宅からネットを使っての仕事(翻訳業)ですので、基本的に世界中どこに行っても、どこに住んでも、何ら支障のないお気楽なご身分となっています。となると、定期的にあの病(やまい)が発症するのです。そうです、セミリタイア民あるある(?)の「田舎移住したい病」です。

 

ワタシは現在、首都圏のとある下町にある築古マンションに住んでいます。都会に近いのに物価も非常に安く、セミリタイア生活をする上でとても便利なロケーションです。さらには中古で購入したマンションの価格も年々上昇し続けていますので、資産価値的にも満足しています。
でもふとした時に、「これからの短い人生、首都圏に住み続ける理由ってないよな〜」と、いつも思うのです。元々ここに住んだのは会社が近かったからなので、セミリタイアして心身ともに身軽になった今こそ、静かで空気の美味しい自然豊かな場所に移住して、のんびりと余生を過ごしたいなぁ〜と(うっとり)。

しかしそんなワタシの純な思いは、残念ながら今のところ成就しておりません。それはいつも妻の猛反対に合っているからです。妻が反対する理由はどれもごもっともで、反論も説得もできないものばかりなのです。

 

一番の反対理由は、田舎に行くと移動にクルマが必要になることです。我が家では、数年間の海外生活期間を除き、ここ20年ほどマイカーを所有していません。今の住まいは駅まで徒歩10分以内で3路線が使える便利な場所にあるため、基本的にクルマを所有する必要がまったくないばかりか、ひとたび持つと、とても高い維持経費が必要になってしまうからです。
ところが田舎に引っ越すとなると、マイカーは生活必需品になります。クルマがないと普段の買い物や通院など、生活に大いに支障をきたすことになるでしょう。ワタシ自身はクルマが好きですし、まだまだ運転に自信もあるのですが、妻は数年前に運転免許証を返納してしまっています。ワタシが元気なうちは運転手になれるからいいけど、「将来病気したり、◯んだりしたら、残された私はどうしたらいいの?」と言うのです。

 

またワタシは、近所付き合い(他人付き合い?)が大の苦手です。その上極度な合理主義者でもありますので、「田舎のおじいちゃん&おばあちゃんたちと、ご近所付き合いができるわけがない!」と妻は指摘するのです。確かにネットでも、田舎に移住した方が近所の年寄たちにいじめられている記事や動画をよく目にします。ワタシだったら田舎の非合理的な決まり事とかに即反発してしまうでしょうから、間違いなく秒で村八分にされることでしょう。ゴミ捨てもさせてもらえなくなりそうです。そんな状況で、「将来病気したり、◯んだりしたら・・・」と、また妻に泣かれるのです・・・。

 

そのほかにも、めちゃめちゃ蚊に刺されやすい体質で虫嫌いだし、不器用で日曜大工仕事は苦手だし、腰が悪くてすぐぎっくり腰になるし・・・などなど。妻に指摘されて我が身を振り返ると、自分でも田舎暮らし不適合者だという自覚が湧いてきます。

 

そんなこんなで一旦は納得して諦めるのですが、しばらくするとまたネットで物件を無意識に探してしまうのです。もうかなり重症なんです。

いやはや、なんとも厄介な病気です。いっそテントでも買ってキャンプに・・・あっ、もっと虫だらけだ・・・。

 

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