アラカンおやじのセミリタイアライフ

55歳で早期退職したサイドFIREおやじが日常と昔話を綴ります

過敏性腸症候群

最初から「好き」なことを仕事にしたこともあり、サラリーマン時代は比較的楽しんで仕事をしてきたつもりです。学生の頃から、もっというと小学生の頃から憧れていた職業でしたし、就職後も転職後もかなり自分の希望を通してきました。

そんな私にも、20代のころからのちょっとした健康上の悩みがありました。なんだかんだ日常的にお腹の調子がよろしくないんです。4,50代になった頃にはピークを迎え、慢性的に下痢に悩まされていました。汚い話で申し訳ありませんが、コンスタントに一日4〜5回はトイレに駆け込む毎日でした。電車のドアに小さく貼ってある、「サバンナ高橋」のステッカーのアレです。

あまりにひどくなってきたので消化器内科で診察を受けると、「過敏性腸症候群」だと診断されました。最大の原因として考えられるのはストレス。先生からは「腸は第2の脳だ」と意味不明なことを言われ、「何かストレスになることはありませんか?」としつこく聞かれたのですが、当時は仕事がとても楽しかったし、ストレスなどこれっぽっちも感じていないと思っていました。おかげさまで処方された飲み薬が良く効いてくれてずいぶんと楽になったので、それからは定期的に通院して薬を処方していただいていました。

それから数年経った早期退職して半年ほどした時、ふとお腹の調子がすこぶる良いことに気が付きました。毎日飲んでいたお薬の回数を減らしてみましたが、相変わらず調子は良いままです。この時、数年前に先生から言われた「腸は第2の脳」「ストレス」という言葉が頭の中に蘇りました。何も知らずに好き勝手やってきた傍らで、私の大腸は相当なストレスに何十年もさらされていたということなのでしょう。

セミリタイアしたことで、長年患ってきた慢性疾患が嘘のように治ってしまいました。あれから3年以上経ちますが、薬を飲まなくても再発したことは一度もなく、完治したように思います。いや〜、ストレスって本当に怖いですね。自覚症状ゼロでも体はおもいっきり反応していたということですから。これもセミリタイアして本当に良かったと思わされたことのひとつです。

 

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