ちょうど4年前の2020年6月、最後のボーナスをもらった直後に会社を早期退職してセミリタイアしました。55歳の誕生日直前のことだったので、定年まで5年を残しての退職。30代や40代でFIREする人が多い中、全然早いわけではないけれど、家族もある身としてはこれでも思い切ったつもりです。
「好き」なことを仕事にしていたので、若い頃は楽しく仕事に打ち込んでいました。でも年を取るにつれて業務の内容も「管理」が主になり、だんだん面白みが薄れてきていました。最後の15年ほどは外資系企業に勤務したこともあり、海外の同僚たちの仕事に対する自由(勝手気まま?)な考え方や、家族との生活を大切にする生活スタイルを見聞きして、自然と自分も55歳あたりを区切りに早めに次のステージに移りたいなと思っていました。
日欧の会社でほぼ半々、30年以上エンジニアとして働きました。でも完全リタイアできるほどの資金を確保するのは難しく、サイドFIREでゆるく仕事しながらのセミリタイアを目指しました。退職2年前くらいから副業で翻訳をはじめて、退職後はそのままフリーランスとして開業しました。今は毎日午後に3〜4時間くらい翻訳業務をするという生活です。元々の専門分野の翻訳なので興味もあり、負荷的にもとても少ない仕事量なので、生活費の一部を稼ぐのと同時にボケ防止に最適だと思っています。
セミリタイア生活が始まったばかりのころは、資産運用はうまくいくだろうか?翻訳業でちゃんと仕事がもらえるのか?など、いろいろ不安がありました。けれど今、ありがたいことに仕事は順調で、資産も退職直後より増えてきており、やっと一安心できたところです。通勤の必要がなく、人間関係に縛られず、お金の心配もなくなったストレスゼロの生活は、思い描いていた理想のセミリタイアライフそのものだと言えます。
ようやく軌道に乗ったセミリタイアライフ。これを機に日々の暮らしや過去の思い出話など、将来自分で見返してひとりニヤニヤするためにブログとして残しておこうと思い立ちました。これからぼちぼちと書き綴っていこうと思います。もしお暇ならば、読んでみていただけると嬉しいです。